デイサービスの仕事内容とは

介護関連の施設には、利用者の宿泊を伴う滞在型と日帰り利用に特化した通所型の2種類がありますが、このうち後者の代表格と言えるのがデイサービスです。
デイサービスは主に自宅で生活している高齢者を施設に受け入れ、食事や入浴などのサービスを提供するほか、機能訓練などを行います。
おおむね午前10時から午後4~5時ぐらいが開業時間で、立地にもよりますが送迎バスを運行して利用者の便宜を図るのが一般的です。
デイサービスの現場には、さまざまなタイプの仕事があります。
メインとなるのは食事・入浴・着替えなどに係る介助ですが、ほかには機能訓練の指導、バスの運転、調理、健康相談、一般事務などが挙げられるでしょう。
特に最近はサービスの差別化を図るため、レクリエーション活動に力を入れている施設が目立ちます。
そのため、歌や簡単なダンス、ゲーム大会、手芸といった各種レクリエーションに関する指導業務の重要性が増してきています。
これらの仕事はそれぞれが専門職として独立しているケースもあれば、1人の職員が複数を兼務することもあります。
滞在型の介護施設と比べた場合、デイサービスには原則として夜勤や早朝勤務がないのが特徴です。
そのため、勤務時間はおおむね一定しています。
また、多くの施設では日曜・祝日は休業となります。
デイサービスで介護の仕事に就く場合、特別な資格は必要ありません。
ただし、専門的な知識やスキルに対するニーズが高いことから、介護職員初任者研修や介護福祉士などの資格保有者は歓迎される傾向にあります。
また、看護職員や生活相談員についてはそれぞれ所定の資格が必要となります。
資格ももちろん、働く上での心構えなどデイサービスで必要とされるものを確認しておきましょう。